ハーズバーグの二要因理論(動機付け・衛生理論)(Herzberg’s theory of motivation)を思いっきり身近なテーマに適用してみる。
ハーズバーグの二要因理論(動機付け・衛生理論)(Herzberg’s theory of motivation)を思いっきり身近なテーマに適用してみる。
貧乏にならないようにすることと、金持ちになるようにすること、は別物である。
即ち、貧乏にならないように節約に努めても、金持ちにはなれない、貧乏にならないで済むだけである。
金持ちになるには、貧乏にならないよう節約だけではダメで、何らかの投資が必要である。そして、もし投資がうまくいかなくても、金持ちになれないだけで、貧乏になる訳ではない。
アメリカの中学校の女性教師が大金持ちになった例を引用してみよう。彼女は無駄を省きある程度お金が貯まったところで、近くの大学付近にあるアパートを一軒買い。大学生に貸し毎月家賃収入を得た。更に節約してもう1軒アパートを買い足し2室のアパート収入を得た。
このようにどんどんとアパートの数が増えるに従い彼女の収入は増え、定年を迎えるころには大金持ちになったという。どうも実話らしい。
この例でいうと、節約してお金を貯めただけでは貧乏にならずに済んでも、大金持ちになれなかった。アパート経営という投資をしたから金持ちになれた。
投資とは、お金に限る訳ではない。資格、教養、趣味、交友、出版なんでも良い。
3軒の本屋
テーマ:学問
3軒の本屋
私の住む人口4万人余りの町には、本屋さんが1軒もありません。私が30年前に引っ越してきた時には、自宅から10分圏内に3軒の本屋がありました。1軒はとても良い感じのする老夫婦が営む小さな書店でした。もう1軒は大きな書店でしたが、挨拶もろくにしない嫌な感じのする店で、残り1軒については特に記憶はありませんので並みの本屋だったと思います。このような訳で、私はいつも感じのいい老夫婦の書店を贔屓にし、本を買うときにはそこで買っていました。
ところがある日、書店には並ばない専門的な本を注文したところ、その老主人はいろいろ調べた挙句、普段のにこやかな表情は一変し、この出版社は扱えませんとにべもなく断り、その態度はいかにも有り難迷惑だと言わんばかりの不満の表情が現れていました。仕方なしに特徴のない並みの本屋に頼んだところ、やはり入荷できないという返事。そこで致し方なく、感じが悪いので普段は利用しなかった第3の店にダメもとで注文してみた。頭を傾げたりしていたので、やはりダメかなと思っていたところ、いろいろと資料を引っ張りだし電話をしたりしていたがやがて、「注文受けました」、とぶっきら棒に答えた。でもこの間、私の姿も目に入らないように一心不乱に探しまくっていた姿勢は普段の様子からは想像できないものがありました。数日して目的の本が入手できたとき、私の評価は一変した。
普段いくら愛想が良く、善人のように振舞っても客の求めに応じられないのでは本末転倒。挨拶がまずくても、客が困っているときには目的を叶えてくれる方がマシだ。でも、本当は愛想が良く、しかもこちらの求めに応じてくれるのが理想的であるが、現実には、天は二物を与えず、と言うようにそううまくはいかないようだ
今、世界的に求められていることは、普段の決まりきった仕事(ルーチンワーク)をそつなく処理することではなく、未曽有の事態にリスクを冒してでも素早く対応できる、有事への対応力である。
余談だが、その後間もなく老夫婦の書店がつぶれ、次に並みの書店がつぶれた。感じの悪い書店は残るかと思っていたが、やがてそれもつぶれた。他の地域の書店もつぶれたようで、遂にこの町から書店は消えた。
余談の余談
本屋が消えて町は衰退するかと思いきや、人口はわずかながら増加して右肩上がりである、そして飲食店の数は増えつつある。
教養よりも、食い気が旺盛な明るい町である
働き方改革 再考
テーマ:学問
失われた20年,30年と言われるように、日本の成長は諸外国に比べ極めて低調である。
原因の一つに、働き方改革のあり方があるのではないか。
働き方改革が注目された時、痛ましい過労死事件が起きた。これをきっかけに、働き方改革は,長時間労働を是正し労働環境をいかに向上するか、に主眼が置かれ、政治もメディアも働き方改革は生産性の向上より福祉の向上に比重が置かれたように思う、
その遠因として、メディアや政治、特に野党は企業と勤労者を対立させた構図で考え、勤労者の収入を増やすには、企業のカネをいかに多く個人に分配するかがカギを握る、というゼロサム思考に終始する傾向はないだろうか。勤労者が豊かになるには、まずは生産性を上げて企業の業績を向上させ、その果実を共有するという、ゼロサム思考からWin-Win思考への転換が求められているように思う。
それには、企業側は職場環境の整備、特に勤労者が楽しくやりがいをもって能力を最大限発揮できる真の「働き方改革」に取り組むことが急務と考える。
承認とは
テーマ:学問
https://www.youtube.com/watch?v=iLkPN0lGlTw
その本質は、テクニックではなく、愛と言える。